熊野
<世界遺産>熊野古道
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)へ通じる参詣道の総称で、2004年7月7日世界文化遺産に登録されました。
古代から中世にかけ、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇・女院が詣でたことから多くの人々が熊野を参詣しました。 「蟻の熊野詣」と例えられるほど、多くの人々が切れ目なく熊野に参詣したと伝えられています。
難行苦行の熊野本宮大社へ続く熊野参詣道・中辺路から、初心者でも手軽に歩ける熊野古道ウォークコースもあり、「パワースポット」としても注目される熊野。是非歩いてみませんか?
<世界遺産>花の巌神社(はなのいわや)
花の窟は720年(奈良時代)に記された日本最初の歴史書である『日本書紀』の神代第一で「国産みの舞台」、日本最古の神社として登場しています。
この地は熊野三山信仰に先立つ古代からの聖地「窟の熊野」として重要な意味を持っており、今に続く信仰はあつく、全国から多くの参拝者がお越しになります。まさに日本人のルーツといえる場所です。
日本書紀に記されている事柄そのままに、今も毎年2月2日と10月2日には、例大祭が行われ、神々に舞を奉納し、日本一長いともいわれております約170メートルの大綱を岩窟上45メートル程の高さの御神体から境内南隅の松の御神木にわたします。
この「御綱掛け神事」は、太古の昔から行われており「三重県無形文化指定」され、多くの方が参拝に訪れます。
<世界遺産>獅子岩
世界遺産、そして天然記念物及び名勝「獅子岩」は、地盤の隆起と海蝕現象によってうまれた高さ約25m、周囲約210mの奇岩です。
巨大な獅子が海に向かって咆哮するような姿をした獅子岩は、そばを流れる井戸川の上流に鎮座する大馬神社の狛犬として、隣の神仙洞と共に位置付けられ、そのため、大馬神社には今も狛犬が設置されていません。
毎年8月17日に開催される「熊野大花火大会」では、多くのカメラマンが集まる絶好の撮影スポットとなります。
<世界遺産>七里御浜
熊野市から紀宝町に至る約22km続く日本で一番長い砂礫海岸「七里御浜」は、「世界遺産(浜街道)」「日本の渚百選」に選ばれた美しい海岸地域です。
これまでに「日本の渚百選」や「21世紀に残したい自然百選」など全国の景勝地と並んで選ばれています。
荒々しい黒潮をおおらかに受けとめるこの浜には、熊野川の上流から新宮を経て、熊野灘の荒波に磨かれた小石が敷き詰められています。
「みはま小石」と呼ばれる色とりどりの小石は、“拾い子さん”の手によって拾われ、アクセサリーなどに利用されています。
また、アカウミガメの上陸地としても知られています。
<世界遺産>鬼ヶ城
熊野の大自然が生み出した名勝地・鬼ヶ城。
獅子岩と同じく、荒波や風の浸食と数回の大地震によってできた凝灰岩の大岩壁です。
熊野灘に突き出た小さな岬があり、大小無数の洞窟などが階段状に並び、熊野灘に面して約1km続いています。
山頂には、戦国時代の城跡があり、熊野古道・松本峠と連結するハイキングコースが整備されています。鬼の見晴台といわれる展望台からは、熊野灘が一望できます。
山頂へ通じるハイキングコースは一面、桜が植えられており、春になると、4種類の桜が次から次へと開花して長期間訪れる観光客の目を楽しませます。
産田神社
イザナミノミコトが最後に生んだ火の神、カグツチが生まれた場所とされています。
この神社には日本で二か所しか残ってない、最古の神の宿る場所として作られた場所「ひもろぎ」があります。古代の神社は建物がなく、『神籬(ひもろぎ)』(神の宿るところ)と呼ばれる石で囲んだ太古の祭祀台(祀り場)へしめ縄を張り神を招いたと言われています。ここ産田神社では左右の2カ所残っており、古さをものがったています。
毎年1月10日の大祭の『奉飯の儀』では子供が丈夫に成長することを願って、汁かけ飯、骨付きさんま寿司、赤和え、御酒の膳いただきます。
さんま寿司発祥の地でもあるそうです。
三反帆
熊野川の移動手段として活躍したのが三反帆。
もともと熊野川は、平安・鎌倉時代に熊野本宮大社を参拝した上皇たちが、舟で川を下ったことから、「川の参詣道」とも言われていました。
昭和30年代半ばまでは一家に一隻は船を持ち、川の道路で生活物資の運送や人の移動、漁をしたりと、人々の交通のメインとなり、川舟がたくさん行き来していた時代もあったそうです。
しかし、昭和30年頃になると道路ができ、舟での運送の役割は終わりを迎え、川船の文化は途絶えてしまったといいます。
三反帆は、“暴れ川”とも言われる熊野川の激しい流れに対応するため、川舟全体の形状、断面、船底のくぼみ、板や釘などの材料に至るまで、全ての面で細かい工夫がされており、また、熊野川独特の風をうまく利用し3枚の帆を帆柱に掲げ風を捉えて進むことができる、どんな川の条件にも対応できる精緻な構造になっています。
このような歴史ゆえに、熊野川は世界で初めて「川の参詣道」として世界遺産に登録され、川下り体験として今もその姿もその姿を残しています。
<日本の水浴場88選>
あたしか海水浴場
三方を山に囲まれ、青く透き通った遠浅の海と白く美しい砂浜が人気をよび、夏期シーズンになると設けられたキャンプエリアでもアウトドアなど多くの人で賑わいます。
近年ではSUP(スタンドアップパドルボード)やシーカヤックなどのマリンスポーツを楽しむこともでき、夏期、一押しのスポットです。
また、山から流れ出てくる綺麗な水が、両端の2本の川から流れ込んでおり川遊びも楽しめます。
毎年8月15日には観光追善花火大会が行われ、砂浜から花火が打ち上げられ、キャンプや海水浴のお客様に楽しんでいただけます。
大泊海水浴場
国の名勝・天然記念物「鬼ヶ城」の東側にサラサラの白砂が広がるビーチ。ホテルなみより徒歩10分
インターチェンジや那智勝浦、熊野市街から交通アクセスが良く、七里御浜沿いの気持ちの良い一本道を走ってくると、必ず目に入る浜で地域から愛される海水浴場です。
付近には「鬼ヶ城」の他、「熊野古道松本峠」などもあり、海水浴と一緒に観光名所も回ることができます。
すぐそばの松崎港は楯ヶ崎海上遊覧の発着場になっており、海水浴とあわせて楽しむことができます。
熊野大花火
三重県熊野市の七里御浜にて毎年8月17日に開かれる花火大会。この大花火大会には300年余りの歴史があります。
見どころ①海上自爆
全速力で走る2隻の船から、点火した花火をつぎつぎと投げ入れ、海上で半円形の花を咲かせます。観客の目の前で花火の火の粉が全速力で走る船を追いかけるように開く様子はスリル満点です。
見どころ②三尺玉海上自爆
400m沖合いに浮かべた鉄骨製のイカダに、重さ250kgの三尺玉を設置してそのまま爆発させます。直径600mに広がる半円形の美しさをお楽しみください。
見どころ③鬼ヶ城大仕掛け
熊野大花火大会のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛け」は、国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城という岩場や洞窟を利用して仕掛花火を行います。中でも鬼ヶ城の岩場に、8号から二尺玉までの花火玉を直に置いてそのまま爆発させる大迫力の「鬼ヶ城大自爆」は、花火玉自爆音や爆風に加えて、岩場での反射音や洞窟での響鳴音も加わり大迫力を演出しています。爆発した花火は扇状に開き、音と光の衝撃が会場中を震撼させます。
他では味わうことができない大迫力の熊野の代名詞、大花火大会をぜひとも会場で体感してください。
クマノザクラ
クマノザクラは2018年、日本国内の野生の桜としては100年ぶりに新品種と森林総合研究所多摩森林科学園の勝木俊雄先生によって確認され、新聞や雑誌の見出しを賑せました。
ヤマザクラやソメイヨシノよりも早い時期に咲き、2月~3月が見頃で、紀伊半島の南半分ぐらいの山間部に多く自生しています。
桜は現在、100種類以上が流通していますがその野生種は、クマノザクラを除いてたったの9種で、9種類目が発表されたのは今から100年以上も前のことです。そのためこの10種類目の「クマノザクラ」の学名が発表されたことには、大変意味があり、大きなロマンを感じます。
100年間の時を超えて発表されたクマノザクラを存分にお楽しみください。
徐福の宮
秦の始皇帝の命によって不老不死の薬を捜し求める旅に出た徐福は、航海の途中、嵐にあい、ここ熊野に漂着したと言われています。
その後もこの地にとどまって医薬・陶芸・捕鯨など中国の進んだ文化・技術を広く伝えた徐福の墓がこの地に建っています。
明治の神社合祀により徐福の宮も波田須神社として統合され、廃社となりましたが、氏子たちの徐福への信仰心は消えず、合祀されていた期間においても密かに、中国人を神として祀っていることを隠して、徐福の宮を祀りつづけたようです。戦後に復社を果たしました。
徐福渡来伝承地は熊野では、三重県熊野市波田須の他に和歌山県新宮市にもあり、どちらにも徐福の宮と徐福の墓があります。
大丹倉(おおにぐら)
大丹倉は熊野市育生町にある高さ約300m、幅約500mの巨大な岩で、熊野の山深くに威風堂々と鎮座しています。
熊野市街には色々な場所に形の奇妙な岩であったり、動物の姿にも見える岩があったりします。
大丹倉は、その昔 “修験の場” という、山岳地帯で厳しい修行をする場所の一つとなっており、頂上には「高倉剣(たかくらつるぎ)大明神」が祀られています。
大丹倉の“丹” という字は「赤い色」、“倉” という字は「断崖絶壁の山」を表しており、天空の秘境で夕日に染まる赤の岩壁を是非ご覧ください。
那智黒石
那智黒石は、熊野市神川(かみかわ)町だけで採掘される希少な石で、主に碁石の黒石や、硯石に古くから使われ、粒子の細かい(0.1ミクロン)黒色不透明の砕屑(さいせつ)物からできており試金石として使用されてきました。
那智黒石が初めて文献に表れるのは「紀伊続風土記(1839)」で、古くから美しく珍しい石として知られていました。
製品としては碁石の材料として出荷されたのが最初で、遺唐使の中国への贈り物の中にある「棋子」は那智黒石ではないかといわれています。
藩政の頃一時採取を禁止されていましたが、明治中期に採掘禁止令が解けて硯・文鎮などに利用されてきました。那智黒石を広く売り出したのは明治になってからで、神川町神上の山西徳之助という人が硯を作って売ったのが始まりといわれています。
ツエノ峰
林道を進むと待っている絶景。
パラグライダーの離着陸場所として利用されてきたほか、近年は雲海撮影スポットとして注目されています。
早朝にツエノ峰に行くと、眼下に山々を覆うように雲海が出現していることがあり、朝日とともにオレンジ色になる雲海は何とも言えない神秘的な景色を見せてくれます。
雲海は天候などの条件が整わないと見ることができない、レアな絶景で、ツエノ峰では11月~2月の晴れた早朝に雲海が出現しやすいそうです。
さらに、前日夜と当日朝の寒暖差が大きいと、出現率が高まるとのことですので、天候をチェックしてツエノ峰に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<日本の滝100選>布引の滝
「布引の滝」は、長い年月をかけて熊野花崗岩の岩盤を削り取ってできたものです。
滝は四段からなり、一段目は12m、二段目は3.5m、三段目は7.7m、そして四段目は29.1mの落差をもって滝壺にその流れを落としています。
名称の由来は、その名が示すとおり水の流れが大巾の布地を垂らしたように音もなく、飛沫もたてずに流れ落ちる様からついたもので、清水の落下する光景が大巾の白布を垂らした如く格別の風情があり、特に秋の紅葉期は美しい景色が楽しめます。
付近の森一帯は「きらずの森」として守られています。
<日本の棚田100選>丸山千枚田
日本の棚田百選に選ばれた「丸山千枚田」は、紀和町丸山地区の斜面に幾重にも描かれた棚田で、1340枚の規模を誇り日本最大級・日本一の景観を持つ棚田と言われています。
420年前には2,240枚の田畑があったいう記録が残されていますが、平成初期には後継者不足等により530枚まで減少していました。
平成6年に「丸山千枚田条例」の制定、そして地元住民らの協力により復田作業が行われ、現在は1340枚の規模が維持保存されています。毎年6〜7月に虫送り行事が行われ、棚田に1300本余りの火がともされ日が沈むとともに幻想的な風景が味わえます。また年間を通し稲作体験など数多くのイベントも開催され、地元の方による保全活動が行われています。
赤木城跡
赤木城は、築城の名手・藤堂高虎によって作られた、中世と近世の築城法を併用した平山城で、近世城郭の萌芽ともいうべき城郭機能が兼ね備えられています。
主郭を中心とした三方の尾根上と裾部に郭を設けています。近年、石垣の積み直しや遊歩道の設置などの維持整備を行い、復元作業を行ってきました。
また、朝もやに浮かぶ城跡は、幻想的で天空の城とも言われています。
主郭には桜が多く、桜の名所としても知られています。
田平子峠刑場跡は、豊臣、徳川両政権の重鎮であった藤堂高虎らの新領主に農民一揆で抵抗した北山の人々が処刑された刑場の跡で、こうした新領主に対し、在地の旧来勢力が抵抗を繰り返しながらも鎮圧されていく過程を示す重要な遺跡です。
木津呂
木津呂は北山川が屈曲してできた中ほどにあり、 突き出した半島のような、また馬の蹄鉄のような地形をした集落です。風水ではこのような山脈から地に流れるように連なる地形を龍穴と呼び、気の貯まるポイントでパワースポットとされています。
北山川は日本でも有数の多雨地帯・大台ケ原を源流域とされ、豪雨と急流により削られた深い渓谷の瀞峡でも知られ、荒々しい美的感性に優れています。
神話の昔から紀伊山地は神々が住む世界と伝わることもあり、木津呂には何かしらメッセージが隠されていると思わずにはいられません。
ただし最適な観賞スポットへは片道2~3時間、地図や案内板もない未整備の登山道を進まなければならないため、かなり難易度の高い道のりとなっています。登山初心者や山道に慣れていない方は、観光協会の実施するツアーのご利用がおすすめです。
紀宝町
ウミガメ公園
海亀の生態観察ができるユニークな「道の駅」
ウミガメふれあいパークでは、ウミガメを飼育研究しており、本物のウミガメが泳ぐ姿をプールの上からも水中窓からも観察することができます。
他に熊野灘を泳ぐ海水魚類水槽や海辺の生き物に触れ合えるタッチングプールも人気です。また、実際にウミガメに触れ合えるイベント等(入場無料)も開催しています。
年間を通じて設置されている物産販売コーナーでは、地元で採れた農産物などを数多く販売しています。
1階にはたこ焼き、2階に軽食コーナーがあり、地元の食材を使ったお食事をお手ごろな値段で、そして美しい熊野灘を眺めながらお楽しみいただけます。
紀宝町産マイヤーレモンを使ったマイヤーレモンムースは一押し名物です。
和歌山
【熊野三山】
<世界遺産>熊野那智大社
田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社とともに熊野三山の一社として、古来より多くの人々の信仰を集めた熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰 の中心地として栄華を極め、今なお多くの参詣者が訪れています。
全国約4,000社余ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の篤い社です
463段の石段を登り、標高約500メートルに位置する社殿は6棟からなり、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をおまつりしています。
夫須美神は伊弉冉尊(いざなみのみこと)ともいい万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、また縁結びの神様として崇められています。
【熊野三山】
<世界遺産>熊野速玉大社
熊野本宮大社、熊野那智大社とともに熊野三山を構成する大社。
境内には天然記念物に指定される樹齢1000年のナギの巨木があります。
神倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を勧進するため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。主祭神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。
古来から人々の心を引きつけてやまなかった熊野速玉大社の2000年の歴史を通して、ぜひ悠久の熊野詣での心に触れてみてください。
【熊野三山】
<世界遺産>熊野本宮大社
全国の「熊野神社」の総本宮にあたる熊野三山。熊野三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせます。
熊野参詣道のなかでも、多くの人々がたどった「中辺路」を歩くと、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。最初に熊野本宮大社を望む「伏拝王子」の名は、やっとたどり着いた熊野大社を伏し拝んだ、との由来からと伝えられています。
この熊野本宮大社は、平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。
本殿へと続く158段の石段の両脇には幟がなびき、生い茂る杉木立が悠久の歴史を感じさせます。
神門をくぐった先には夫須美大神(ふすみのおおかみ)・速玉大神(はやたまのおおかみ)、主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られており、交通安全、大漁満足、家庭円満、夫婦和合、長寿の神として信仰の聖地とされています。
神倉神社
熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地で、天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります
高野山金剛峯寺
空海が築いた仏教の聖地で、高野山真言宗の総本山。2016年世界遺産へ登録されました。 東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。 「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経』というお経より名付けられたと伝えられています。 壮大な玄関をもつ建物は文久3年(1863)に再建され、主殿は東西三十間、南北三十五間の大建築で、大広間には狩野探幽の襖絵「松に群鶴」が、豊臣秀次自刃したという柳の間には狩野探斎による「雪柳白鷲」が描かれています。
伊勢
伊勢神宮
「一生に一度はお伊勢参り」と歌われお伊勢さんとして親しまれる、”日本人の心のふるさと”である「伊勢神宮」。
伊勢神宮は1つの神社ではなく、皇大神宮(内宮)と、豊受大神宮(外宮)を中心とした125社のお宮とお社の総称のことで、正式には「神宮」といいます。
伊勢神宮の中心は内宮と外宮で、日本人の総氏神である「天照大御神」を祀る皇大神宮を内宮と呼び、 天照大御神の食事を司り、衣食住など様々な産業の守り神である「豊受大明神」を祀る豊受大神宮を外宮と呼びます。
また、外宮・内宮は「御正宮(ごしょうぐう)」とも呼ばれ、御正宮に準じる格式高いお宮は「別宮(べつぐう)」と呼ばれています。
先に外宮を参拝し、その後に内宮を参拝するのが古くからの習わしです。
体験
楯ヶ崎観光遊覧船(たてがさきかんこうゆうらんせん)
高さ100m、周囲600mの大岩壁、楯ヶ崎を海から間近で見ることのできる楯ヶ崎観光遊覧は海からしか見られない楯ヶ崎の顔が見られます。
楯ヶ崎のほかに鬼ヶ城も海から見ることができ、二木島湾口に聳え立つ柱状節理、楯ヶ崎とその背後に聳える「海金剛」の迫力は見るものを圧倒します。熊野灘の荒波に造られた壮絶なリアス式海岸の美しさを満喫ください。
特に大きな洞窟の穴がひらいた「ガマの口」は、熊野の「青の洞窟」とも言われるほどの美しさです。青い空と青い海が開放的に広がり、熊野の海の美しさを満喫してください。
運が良ければ、イルカやトビウオ、ウミガメに出会えるかもしれません。
定置網体験
定置網漁は、魚が通る道すじに大きな網を固定して、奥へ誘導しながら魚を獲る漁法です。
回遊してくる魚の習性を読み、網を定位置に張っておくことで魚が自然と入るように仕掛けるので、「待ちの漁」とも言われています。
ダイナミックな海、心地よい潮風、悠久の歴史を刻んだリアス式海岸にはあたたかな黒潮にのって様々な回遊魚がやってきます。
網に入る魚は季節によって様々です。熊野では、ブリ、イワシ、アジ、サバ、イカ、マグロ、タイなどをはじめ、時にはイセエビ、エイ、カメ、マンボウなどの珍客に出会えることもあります。
歴史とロマンにあふれる「熊野」で大自然の恵みを体いっぱいに味わってください。
SUP体験
SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称で、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく新感覚のアクティビティです。
浮力が大きい専用ボードを使うため簡単に立つことができ、性別や年齢を問わず初心者でもすぐに楽しめます。
ここ数年で知名度も人気も急上昇し、ウォータースポーツの新定番として注目を集めています。